kobanomics

経済、金融の記事を中心に情報のアウトプットとして記事を更新していきます。

ごあいさつ

はじめまして。

2018年12月3日、月曜日。

ブログタイトル「kobanomics」と題しまして、気まぐれに開設してみます。

簡単な経歴を記載しますと、銀行→税理士法人外資系金融機関という形でキャリアを重ねてきました。

モノは書きようであり、こう記載すると一見エリートに勘違いされますが、私は全くエリートではございません。未だに日々勉強して新たな発見がある毎日です。

銀行時代はほとんどの業務に従事しましたが、中心的に行なっていたのが融資業務。

その中でも、“個人向け無担保ローン融資“における経験はそこらの銀行員よりも誇れるものがあると、これだけは自負しております。逆に言えばそれ以外は並みの銀行員ではないかと、これまた自負しております。

ただ、銀行業務に従事していくにつれて私の中にある ”もやもや“ した感情が芽生えてきました。

「本当にお客様の力になれているのか?」

たしかに「お金を借りたい」という要望に対して「お金を貸すこと」がお客様の力になっているかといえば、私はなっているとは思います。

私は「借入」というものに対して抵抗は全くありません。良い借り方をすれば「借入」は人生を豊かにすると思っています。

しかし、勘違いしてはならないのは「借りない」に越したことはないという点です。

つまり「お金を借りたい」という人に対して「お金を貸すこと」はただの手段を提供しているに過ぎず、お客様の根本的な解決にはなっていないのです。

私はここで「 ”お金を借りる“ という手段を選ぶ前に “お金を借りないライフプラン” をお客様と一緒に考えていきたい」と思い、そんな仕事ができたら理想じゃないか!と思いました。

ただ、次の仕事に選んだのは税理士法人でした。

知っている方は知っていると思いますが、税理士の仕事の業務は主に中小企業や個人事業主への月次決算や月次監査、決算や確定申告、給与計算や人事処理、その他税金に関する相談など様々なものがあります。

私は税理士資格はありませんし、ましてや税理士の科目合格すら1科目もしておりません。

税理士法人ではいろんな経験をさせていただき、様々な経営者の話も伺うことができましたが、「税理士」という大きな看板がないとクライアントに対する影響力は小さくなってしまいます。もちろん、世の中には「税理士」という資格がなくたって資格取得者以上の提案ができる方はいると思いますが、これは私が実感した現実です。

「じゃあ税理士の資格を取ればいいじゃん」とツッコミはたくさん受けましたし、もちろん、勉強しました。専門学校にも夜間や休日に通いました。しかし結果、挫折しました。

一言で言えば私の努力不足だと思いますが、それ以前に”税理士“の資格に挑むことをナメてました。

この資格を取得することは人生をかけた戦いです。一部の天才的な頭を持っている方であれば、単なる資格にすぎないと思いますが、税理士試験に受けている方のほとんどは人生をかけています。

私にはその覚悟がなかった、それ以前にそこまでして税理士という資格が欲しいと思わなかったです。

そして、私が本当にやりたいことは何かを自問自答したときに、銀行員のときに思った「“お金を借りないライフプラン” をお客様と一緒に考えていきたい」という原点に返って、外資系金融機関でコンサルタントとして今現在従事している次第でございます。

 

ごあいさつのつもりが、だいぶ長い経歴の紹介になってしまいましたが、経済や金融に関することを中心に、私なりに情報のアウトプットとしてこのブログを始めたいと思います。

なにか気になることやご質問、ご要望、ご感想などがもしありましたらコメントやお問い合わせまでお願い申し上げます。

 

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